サブリースにおけるリース料の考え方

近年、「空き室発生の心配が要らない賃貸経営」と評判になっているのが、サブリースです。

入居者の管理や家賃の回収といった、事務の負担も軽減されるとあって人気を集めています。サブリースは、転貸借を前提とした賃貸住宅の経営法です。土地や建物を持っているオーナーは、それを利用者に直接貸し出すのではなく、いったん不動産会社に賃貸します。不動産会社はそれを実際の利用者に転貸し、家賃収入を得ます。オーナーに対しては、不動産会社からのリース料の支払いという形でキャッシュが還元されます。

リース料の算定方法にはいくつかのパターンがあるのですが、主流となっているのは物件から得られる理論上の家賃総額に一定の乗率をかけるやり方です。たとえば全部で10室あるアパートの家賃総額が100万円で乗率が0.9だとしたら、リース料は90万円となります。この場合、アパートにおける実際の稼働率が100%なら、実際の入金額も100万円となるため、差し引き10万円が不動産会社の収入となります。

しかし1室が空き室となり、その部屋の家賃が7万円だったら入金額は93万円となりますが、リース料の額は90万円で固定されたままです。その代わり不動産会社の収入が3万円に減少します。サブリースは空き室発生の心配が要らないという評価は、このリース料の固定に由来します。ただ、稼働率が下がり続ければ不動産会社の経営が苦しくなるため、家賃の引き下げが避けられなくなります。それに連動して、リース料も引き下げられる可能性があることは念頭に置いておく必要があります。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *